ミルク茶房さん家

銀/魂の桂さん及び、桂受け関係の二次創作置き場

由来とか…

このブログのタイトル

「ミルク茶房さん家」は私の個人サークル名「ミルク茶房」からきています…

と言うのも、サークルジェネレーターが命名してくれた名前はミルク茶房さん家だったんですよね

長かったのでカットしましたが、

ミルク茶房さん家の方が語感がよかったんじゃないかとちょっと思い悩む日々です

 

ちなみにユーザーIDがhydrangea-39になっているのは、

かつてのうごメモの名残です('ω')

変えられたらよかったんですけどね…笑 

 

以上、どうでもいい余談でしたくコ:彡

【小説】3Z土桂

徐々に書いていこうかなと…!
3Z土桂の青春感…好きですっ!!!


ある昼下がりの廊下でのことだ。
いつも通り一服から戻る道すがら、階段を上がる最中に誰かの怒号が聞こえてきた。
よくよく聞いてみると馴染み深い声が
「だからお前のその髪は違反なんですー!!!!!」と責め立てていた。
あの低く、それでいて感情のこもった声の持ち主は、俺と同じ風紀委員会の近藤さんのものに間違いないだろう。

とすれば、会話の相手はあいつしかいない。
男にも関わらず髪を伸ばした変人なあいつ。それでいてチャラチャラしている訳ではなく、あいつと言えば長髪 というのがセオリーになるほど自然な様だった。
だからと言って、校則で男子の長髪が認められているはずもなく、度々このような騒ぎが両者間で行われているのだった。

一方は近藤さんであるし、俺も風紀委員である以上一度あいつに言ってやる必要があるのかもしれない。
そう思い、残りの階段をかけあがり廊下に出ていった。

「ならば、俺も学級委員として言わせて貰おう。貴様こそその髭の処理をキチンとしたらどうだ?それにお妙殿への強烈な執着ぶり…見逃すのもそろそろ限界なのだがな」
廊下を曲がって聞こえてきた声はあいつのものだった。近藤さんのように感情的な声ではなく、極めて落ち着いたその声にはどこか説得力があった。
「ひ…髭が生えるのも恋に落ちるのも生理現象じゃねーか!!!」
「ならば髪が伸びるのも生理現象だろうが!!何度もしつこいぞ!!」

そう言って顔を近付けながらいがみ合う両者を見たとき、なぜかもやっとしたものを感じたことを覚えている。後々考えてみれば 、あれは小さな嫉妬だったのかもしれない。
俺はモヤモヤを抱えながらも両者の間に割って入った。

「おい落ち着けテメーら」
そう言って二人を引き剥がす。重い近藤さんの身体は小さく後ずさっただけだったが、薄い彼は大きくよろめいてしまったようだ。バランスを取り直すと同時にギロリと睨まれた。

「チッ…厄介な奴が増えたか」
「ったく…近藤さんも近藤さんだが、オメーもオメーだぜ、桂」
そう名前を呼ぶと、桂は少しだけ顔をしかめて俺に向き直る。
「先に突っ掛かってきたのは近藤の方だが」
「それはお前がチャラチャラ髪を伸ばしてるからじゃねーか!!男は黙ってスポーツ刈りだよなー、トシ!」
俺の後ろに隠れた近藤さんが横から顔を覗かせてそう叫んだ。
「いや、俺もスポーツ刈りじゃねえんだけど…」
そう言いながらも、同じ風紀委員である近藤さんの肩を持つ。
「だが近藤さんの言う通りだぜ、桂。風紀委員として言わせてもらうがテメーのその髪は学校の風紀を乱してる。髪を切ったら死んぢまうって訳でもねーんだろ?なんでそんな頑なに伸ばしてんだ?」
しっかりと彼の顔を見ながら話すと、桂はフンと鼻をならして
「貴様らの言うことはいつもくだらん屁理屈だな。俺からすれば、男ならば髪を切るべきという先入観こそが実にくだらんのだ。
確かに貴様の言う通り、俺は髪を伸ばさなければいけない訳でも、髪にこだわりが有る訳でもないことは認めよう。だがだからと言って、それが髪を切る理由にはならんのだ」

ぶっ飛んでやがる…俺は素直にそう感じた。
彼を世間の常識で咎めようとしても、それは到底不可能なことだと悟ったのだ。何故なら、彼は世間の常識さえも論破する自論を持ち合わせていたからだ。
確かに桂の言うように、男が髪を伸ばすのはおかしいといった認識は間違っているように思える。だがやはり、普通は世間体を気にするものだろう。しかし桂は違った。自分が正しいと思ったらそれを貫くのだ、それがたとえ世間から変に思われようと である。

「分かったか土方、何度言われようと俺の意見は変わらんぞ」
腕を組んでそう話す桂は、どこか挑発的だった。上手く反論できずにムッとする。俺の影に隠れた近藤さんも負けじと言葉を探しているようだった。
「それにだ土方、貴様の喫煙こそ立派な校則違反ではないのか?」
「んな…!」
間髪いれず入るツッコミに、非常に痛いところを突かれた。
「それは…」
狼狽える俺を他所に桂が続ける。
「法律では喫煙は20歳からと決まっておる…が、まぁそこはやんごとなき事情があるから見逃してやろう。
しかしだ、禁止されているものを堂々と学校で吸うのはいかがなものかと思うがな」
「し…ししし仕方ねーだろ!!!吸っとかなきゃやってらんねーんだからよっ」
「理由にすらなってないな」
「…っ…」

余裕そうな表情で桂が俺を見ている。火種がこちら側なだけに、このまま引き下がる訳にはいかなかった。
「んならこういうのはどうだ…?」
「ん?なんだ?」
桂が小首をかしげた。胸まで伸びた髪もそれに伴ってさらりと揺れる、本当によく手入れされた髪だ。
「俺はこれからの1週間を禁煙ウィークにする。だから俺がその1週間煙草を吸わなかった時には桂、テメェも髪を切れ」
「はあ!?何を言っているのだ貴様は」
俺の唐突な賭けに、桂が目を見開く。
動揺した桂を見たのははじめてではないだろうか。
「いい交換条件だと思わねーか?俺がやり遂げればテメーの学級委員としての面目も立つし、俺としてもテメーを注意する手間が省ける」
「それは…本気で言ってるのか?」
桂の目が厳しくなる。まるで俺を信頼していないようだ。
「ああ、本気だ。なんなら煙草とライターをテメーに預けてもいいぜ」
そう言って俺は数本だけ入った煙草の箱と愛用のライターを桂に差し出す。受け取った桂は更に顔をしかめた。何か不都合があったのだろうか。
「なんだこの気色の悪いライターは…。
持っているだけで俺が趣味悪いみたいに思われるぞ」
「テメーは元から十分悪趣味じゃねえか。あんな化け物ペンギン溺愛してるんだからよ」
「化け物ペンギンじゃないエリザベスだ」

「とにかく、だ」
ゴホンと咳払いして俺は続けた。
「それを受け取ったってことは、勝負を受けたってことだよな、桂。俺も男だ、テメーの目を盗んで吸ったりはしねぇよ」
俺の誠意が伝わったのだろうか、桂は眉間の皺を緩めると、再び挑発的な笑みを浮かべて
「ふん…面白い、のってやろうではないか。貴様が禁煙なんてできるはずないからな」
そう言って笑うと、俺を指差して
「その代わりだ、もし貴様が期間内に一度でも煙草を吸ったなら、俺の言うことを一つ聞くと約束しろ」
と言い放った。
「んな…!なんで俺がそんなことっ…!」
「吸わなければ問題ないだろうが」
そりゃそうなんだが…。
桂のこの態度はどことなく気に食わない。先程までは俺がこいつを追い詰めていたはずなのに、気づけば追い詰められたのは俺の方だった。この毅然とした態度を崩してやりたい、屈伏させてやりたい、そんな気持ちが胸を満たした。
「そりゃそうだな。まあ俺がやり遂げた暁にはテメーをさっぱりしたスポーツ刈りにしてやるからよ」
この台詞すらも負け犬の遠吠えに聞こえるのだろうか。桂はもう一笑いすると、
「そんな日が来ればいいがな」と言い残して去っていった、その綺麗な髪を靡かせながら。

「すまねぇなあトシ、面倒ごとに巻き込んじまって…」
俺の後ろから出てきた近藤さんが頭を掻きながら申し訳なさそうに言う。
「気にすんなよ近藤さん、あいつにゃ前々から言ってやろうとは思ってたしな」
そう言いながら学ランのポケットを探るが、突っ込んだ手は宙をかいた。そういやさっき桂に煙草を預けたばっかじゃねえか…どうやら直ぐに煙草を探るのが癖になっているらしい、先が思いやられた。
「そっか…ならいいんだが…。じゃあトシ、あいつをギャフンと言わせてやってくれ!」
近藤さんが背中をバンっと叩く。
「何言ってんだ近藤さん、あんたも連帯責任で一週間ストーカー禁止だぞ」
「えっ……」
「そっちは任せたぜ、近藤さん」
「え、あ、ちょ、トシっ」
こうして、背中に近藤さんの声を感じながら、俺の禁煙週間は幕を開けた。

土桂プチアンソロ企画その2

 

銀/魂の土方十四郎×桂小太郎のCP…

通称「土桂」を皆さんで愛でよう企画です!

執筆者の皆様、この度はご協力下さいまして本当にありがとうございます;;

 

 

ではでは以下詳細になります↓

2015年11月15日 かぶき町大集会2発行予定

A5 オンデマンド本 

印刷所はプリントオン様(http://www.print-on.jp/doujin/doujin_index.htm)

を予定しておりますので、原稿のテンプレートは「グレースケールA5本文用テンプレート」を執筆者様各自DLしてご使用下さいませ お手数おかけします><

http://www.print-on.jp/doujin/comic/price/honbun-template/honbun_template_mokuji.htm

 

内容は過度のエロ、グロで無ければなんでもOKです!

5年後、3Z、ギャグ、シリアスなどなど…

お好きな土桂を1~2P描いて頂ければなと思います

形式はイラスト、漫画問いませんが、

解像度600dpiのグレースケール出力でお願いいたしますm(__)m

もちろん2つとも描いて頂いてもOKですし、

ページ数超えそうな際にはお手数ですがお声かけ下さいませ!

大歓迎ですので…✨

 

また、初めのページ内に執筆者様のお名前を入れて下さいますようお願い致します><

ノンブルは不要ですが、左右の指定がある際にはその旨をご記載下さい

タイトルは無くとも構いませんが、2P以上のマンガの方は最終ページに「終」「fin.」等のご記載宜しくお願い致します

 

原稿が出来上がりましたらPSD形式で以下のアドレスまでお願い致します

kyu_39_q☆yahoo.co.jp(☆→@)

また、その際にあとがき(コメント)をメールの本文にで構いませんので

お書き頂けるとありがたいですm(__)m

締切日は9月12日です

 

注文ばかりになってしまって本当に申し訳ありません;;

頼りない主催ですが、できる限り頑張りますのでどうか宜しくお願い致します

 

ではでは、皆様の素敵土桂をお待ちしております(∩´∀`)∩✨

 

 

その他もろもろ…

引き続き、土桂プチアンソロ企画についてのお話です

 

執筆者様募集についてですが、
7月15日あたりまでやんわりと募集しております

TwitterID:kyu_39 もしくは

kyu_39_q☆yahoo.co.jpまでご連絡お願い致します(*^-^*)

 

また、ご質問なども上記の宛先へ連絡して頂けると幸いで

宜しくお願いいたしますm(__)m

 

土桂プチアンソロ企画…

銀/魂の土方十四郎×桂小太郎のCP…通称土桂を皆で愛でようという企画です…

皆様の土桂を私にお恵み下さい…!

 

以下詳細です

2015年11月15日 かぶき町大集会2発行予定

A5サイズ オンデマンド本

印刷所様はプリントオンさまを考えております

http://www.print-on.jp/doujin/doujin_index.htm

テンプレートはこちらです↓

(グレースケールA5本文用テンプレート でお願いいたします)

http://www.print-on.jp/doujin/comic/price/honbun-template/honbun_template_mokuji.htm

 

内容についてですが、

過度のエロ、グロでなければなんでもOKです

ギャグ、シリアス、学パロ、5年後etc…

好きな土桂漫画を白黒で1~2P描いて頂ければと思います

イラストでも構いません

もしもページ数が超えてしまう際にはお声かけ下さいませ

 

最終的にPSD形式で私に下されば、

作品自体はデジタル、アナログ問いません

 

また、作中のどこかに作者様のお名前を入れて頂けると

とっても助かります 

ノンブルは不要ですが、左右のご指定がある場合には

その旨を書いて頂けるとありがたいですm(__)m

 

締め切りは9月12日(土)を考えております

仕上がりましたら

kyu_39_q☆yahoo.co.jp(☆→@)宛てへ宜しくお願いいたします><

そして原稿を下さる際、

メールの本文にあとがき(コメント)を添付して下さいませ…!

 

ご注文が多くて申し訳ありません…(;;)

 

このような企画は初めてですし、

至らないところも多々あると思いますが

お力添え頂ければ幸いです…

ゆるい気持ちでやりたいと考えているので

土桂が好きな方はお気軽にお声をかけて頂ければ幸いです

 

どうか宜しくお願い致しますm(__)m